頭痛アプリ比較4選|使って分かった本音とおすすめ
頭痛アプリ、結局どれを選べばいいの?
「頭痛が多くて記録を続けたいけれど、アプリの種類が多すぎて選べない」——そんな悩みを持つ方は少なくないはずです。頭痛は繰り返すほど、いつ・なぜ起きるのかが分からず不安になりやすいものです。だからこそ、記録を習慣化できるアプリ選びはとても大切です。
この記事では、日本で使われている頭痛管理アプリ4種類(ズキケア・頭痛ろぐ・頭痛ーる・ミグル)を、無料で使える範囲と有料プランを含めた機能の両面から比較します。それぞれのアプリの得意分野も紹介するので、自分に合った一本を見つける参考にしてください。
比較対象に選んだ4つのアプリとその理由
数ある頭痛アプリの中から、それぞれ異なる強みを持ち、現在も継続的に利用・アップデートされている頭痛記録アプリを4種類選びました。実績のある人気アプリと、新しい視点で注目されているアプリの両方を含めています。
これらの基準から選んだのが、次の4アプリです。
- ズキケア
- 頭痛ろぐ(Migraine Buddy)
- 頭痛ーる(ずつーる)
- シンプル頭痛記録 – ミグル
この4つは、それぞれ異なる強みを持っており、頭痛アプリ選びの主要な選択肢を網羅していると言えます。それぞれ良さのあるアプリなので、まずは特徴を見ていきましょう。
4つのアプリの特徴
ズキケア
日本生まれの頭痛アプリで、今じわじわと注目を集めているニューカマーです。気圧・気温といった気象データはもちろん、睡眠や生理周期、さらには曜日や月ごとの生活リズムまで幅広く分析できる「オールインワン分析型」のアプリです。コンディションを一つのスコアで表す「ズキスコア」など、多機能なのに複雑にならない設計に加え、AI学習機能や、記録したデータはスマホ外部には出さないプライバシーにも配慮するなど、次世代型のアプリです。
頭痛ろぐ(Migraine Buddy)
海外発の頭痛記録アプリで、世界中で多くの片頭痛患者に利用されている「トリガー分析型」のアプリです。トリガーとなりうる要素の記録項目が豊富で、痛みのパターンを細かく振り返りたい人に向いています。医師との診察に使えるレポート機能もあり、「とにかく詳しく記録したい」というニーズにしっかり応えてくれる、実績あるアプリです。
頭痛ーる(ずつーる)
気象予報士が監修する気圧予報を軸にした「気圧予報特化型」のアプリで、天気痛・気象病に悩む人から圧倒的な支持を集めている国内最大級のアプリです。気圧が大きく下がるタイミングをグラフでアラート表示してくれるので、「気圧のせいで頭痛が来そう」というときに事前に備えやすいのが魅力です。気圧予報の精度と情報量では頭一つ抜けている存在です。
シンプル頭痛記録 – ミグル
カレンダーから日付を選んでサクッと記録できる「シンプル記録型」のアプリで、直感的な操作感が魅力です。項目を絞ってシンプルに使えるため、「記録アプリは複雑だと続かない」というタイプの人にとって心強い選択肢です。迷わず使えるデザインは高く評価できるポイントです。
無料機能比較

まずは、課金なしでどこまで使えるかを比較してみましょう。
| 比較項目 | ズキケア | 頭痛ろぐ | 頭痛ーる | ミグル |
|---|---|---|---|---|
| 対応OS | Android(iOS対応予定) | iOS/Android | iOS/Android | iOS/Android |
| アカウント登録 | 不要 | 必要 | ニックネーム・生年月日必須 | バックアップ・復元で必要 |
| 広告表示 | あり(有料プランで非表示) | なし | あり(有料プランで非表示) | あり(有料プランで非表示) |
| 記録の保存 | 無制限 | 無制限 | 90日間 | 薬の登録が4種類まで |
| 頭痛レベル | 10 | 10 | 4 | 4 |
| バックアップ・復元 | ◎ ファイル保存で転送可 | ○ 外部バックアップ | ○ 外部バックアップ(機種変更時申請必要) | ○ 外部バックアップ |
| カレンダー表示 | ○ | ○ | × (有料プランで○) | ○ |
| 気象アラート(プッシュ通知) | ○ | ○ | ○ | × |
| ウィジェット | ○ | × | ○ | × |
| 気圧・気温 急変メーター | ○ | × | × | × |
| 気象チャート | ◎ 天気・気圧・気温・降水量・湿度・風速の6項目をチャート表示(今日・明日・明後日) | ○ 気圧・湿度(今日・明日) | ○ 天気・気温・気圧(今日・明日) | × |
| 服薬管理 | ○ | ○ | ○ | ○ 4種類まで |
| 生理周期の記録 | ○ | ○ | ○ | × |
| 睡眠記録 | ○ | ○ | × | × |
| コンディションスコア | ○ ズキスコア(体調の目安) | × | × | × |
※各アプリの仕様は変更される可能性があります。最新情報は各アプリの公式ストアページ・公式サイトをご確認ください。
有料プランも含めた機能比較
次に、有料プランで解放される機能まで含めて比較します。
| 比較項目 | ズキケア | 頭痛ろぐ | 頭痛ーる | ミグル |
|---|---|---|---|---|
| 料金(月額) | ¥317〜 | ¥208〜 | ¥317〜 | ¥300〜 |
| 分析グラフ | 15種類以上(プレミアム) | 片頭痛影響レポート(無料)・気象と頭痛のレポート・頭痛の要因レポート | 痛み月別レポート | 曜日別レポート・年間レポート |
| パターン分析 | ○ 気象・睡眠・生理・生活リズムからAI学習判定 | ○ トリガー分析機能(誘因の特定) | ○ 主に気圧から判定 | × |
| 先読み予測 | ○ | △ トリガー分析中心 | ○ 気圧予報ベース(有料で10日先) | × |
| AI | ◎ AIケアによりパターン分析やズキスコア計算を行う | △ (詳細不明) | ○ おしえてAI | × |
| 頭痛ダイアリーPDF | ○ | ○ (無料) | × | × |
| 分析レポートPDF | ○ | ○ | × | × |
| CSVエクスポート | ○ | × | × | ○ |
| 生理予測 | ○ 記録だけで予測 | × | △ 生理の長さや周期の長さを登録必要 | × |
※料金は各アプリの最安プランを月額換算した目安です。変更される可能性があるため、最新情報は各アプリの公式ストアページ・公式サイトをご確認ください。
快適さとプライバシーへの配慮
最後に、頭痛記録のしやすさ・シンプルモード・見た目のカスタマイズ性・プライバシー・アプリの動作という、ストレスなく安心して使えるかどうかに関わる項目をまとめて比較します。
| 比較項目 | ズキケア | 頭痛ろぐ | 頭痛ーる | ミグル |
|---|---|---|---|---|
| 頭痛記録のしやすさ | ○ 1ステップ | △ 13ステップ | ○ 1ステップ | ○ 2ステップ |
| シンプルモード | ○ すっぴんモード | × | × | × |
| テーマカラー選択 | ◎ 26種類 | × | × | × |
| ダークテーマ | ◎ 2種類 | × | × | ○ 1種類 |
| プライバシー配慮 | ◎ オンデバイスAIでの処理・ヘルスデータはすべてスマホ内保存 | △ クラウド保存・運営会社で利用される可能性あり | △ クラウド保存・運営会社で利用される可能性あり | ◎ スマホ内保存 |
| アプリのレスポンス | ○ スムーズ | ○ スムーズ | △ もたつく | ○ |
※上記はレビューサイトや公式情報をもとにした執筆時点の情報です。体感には個人差があり、アプリのアップデートにより改善される場合があります。
4つを実際に使って気になったこと

実際に4つのアプリをそれぞれ使ってみて感じたことをまとめます。使用感には個人差があるため、あくまで一つの参考としてご覧ください。
ズキケア
機能はたくさんありますが、情報が整理されていて直感的に操作できる印象でした。ズキスコアやすっぴんモードなど、シンプルでわかりやすい機能があるのも魅力です。ホーム画面だけで見たい情報がまとめて確認できるのも使いやすいポイントです。記録の保存が無料で無制限だったり、カレンダーも無料で使えたりするため、アプリ内だけで頭痛ダイアリーとして十分に活用できました。動作も軽快でサクサク動く点も好印象で、つらい時にも続けられそうという感じがしました。残念だったのは、iOSにまだ対応していない点です。この点は早く対応してもらえるとうれしいところです。
頭痛ろぐ(Migraine Buddy)
イラストや配色がやさしい雰囲気で好印象で、アプリの動作もスムーズでした。ただし、アプリを開いて最初にサインアップしないと何もできない点には困惑しました。実際に頭痛を登録しようとすると入力画面が13ステップもあり、記録を終えるまでに時間がかかりました。記録を終了する操作でも迷ってしまい、どうすればよいのか戸惑う場面がありました。機能としては充実しているように感じるものの、海外発のアプリのため、日本のユーザー感覚とは少し違う部分もあるのかもしれません。
頭痛ーる(ずつーる)
気圧グラフは「警戒」「注意」といった表示がひと目でわかりやすく、天気予報の見やすさも魅力でした。一方で無料範囲では記録できる期間が90日に限定されており、カレンダーも使えないため、本格的に記録を続けるには物足りなさを感じました。わかるのは気圧との関係だけで、それ以外の原因までは把握しづらいのも気になった点です。アンドロイドスマホで確認したところアプリの表示が切り替えのたびに数秒待たされるため、操作中にもたつきを感じ、使いにくいように感じました。
シンプル頭痛記録 – ミグル
カレンダーからサクサク記録できる手軽さが魅力で、頭痛の原因をタグから選べる点も便利でした。ダークモードにも対応しており、頭痛時のまぶしさが気になる方にはうれしいポイントです。一方で、頭痛の開始・終了時刻までは記録できず、午前・午後・夜といった大まかな時間帯を選んで記録する形でした。シンプルに続けやすいのはよいのですが、どれくらいの時間続いたかまでは振り返りにくく、細かく分析したい方には少し物足りなく感じるかもしれません。
4つを比較して見えてきたこと
ここまで無料機能・有料機能の両面から4つのアプリを比較してきました。それぞれに強みがある中で、総合的に見るとズキケアが有力な選択肢として浮かび上がってきます。理由を整理します。
後発だからこそ、他アプリの「もう一歩」を拾って設計されている
ズキケアは4つのアプリの中でもっとも後から登場したアプリです。だからこそ、先に登場したアプリを使う中で感じられがちな「ここがもう少しこうだったら」というポイントを、ひとつずつ拾って解消するように設計されています。頭痛ろぐで感じやすい入力の手間、頭痛ーるでは気圧以外の要因が見えにくい点、ミグルではシンプルだけど細かい分析ができない点。ズキケアはこうした部分を、まとめてカバーしています。
フリープランの守備範囲が広い
無料機能比較表の通り、ズキケアはフリープランの時点で記録の無制限保存、バックアップ・復元、睡眠・服薬・生理周期の記録、すっぴんモードやズキスコアといったオリジナルな機能までカバーしています。テーマカラー26色・ダークテーマ2種類も含めて見た目のカスタマイズがすべて無料な点も、他アプリにはあまり見られない特徴です。バックアップ・復元もアカウント登録なしで利用でき、機種変更のときにアカウント登録・ログインが必要なミグルとは異なるポイントです。フリープランには頭痛ーるやミグルと同様に広告が表示されますが(有料プランで非表示)、記録関係はすべて無料で無制限でカレンダーも無料のため、無料で続けられ、気が向いたらいつでも有料プランにスムーズに移行したり、逆に解約できるというわかりやすさが特徴となっています。
使い続けるほど価値が増す、スタンダード・プレミアムの分析
記録データが増えてくると、スタンダードプランで48時間先までのズキスコア予測や気圧・気温・睡眠・生理の要因内訳分析、頭痛ダイアリーPDFの出力が使えるようになります。さらに詳しく分析したくなったら、AIケアエンジンによる専用ズキスコアや15種類以上の詳細グラフが使えるプレミアムプランも選べます。記録から分析、医師への説明資料作成までを1つのアプリで完結できるのが魅力です。
天気・気圧・気温・降水量・湿度・風速まで見える気象チャート
頭痛ーるの気圧予報は、気圧・気温・天気の3項目をグラフで確認できます。ズキケアの気象チャートはそこに降水量・湿度・風速も加えた6項目を一画面で確認でき、「気圧は落ち着いているのに湿度や風速が影響していた」といった、気圧・気温・天気だけでは見えにくい要因にも気づきやすくなっています。気圧・気温急変メーターもあるので急激な変化にも備えられます。
気圧・睡眠・生理周期をまとめて学習する「ズキスコア」
分析できる項目が多いほど、かえって全体像がつかみにくくなることもあります。ズキケアでは、そうした情報を「ズキスコア」というたった一つの数値にまとめているので、直感的にわかりやすいのが魅力です。フリープランでは気象チャートの情報に加えて睡眠や生理周期から、コンディションの目安を「ズキスコア」として表示します。スタンダードプランでは48時間先までのズキスコアの変動をグラフで見ることができ、体調予測ができます。さらにプレミアムプランでは記録データが増えるほど精度が上がっていくため、使い続けるうちに自分専用のズキスコアを育てていくことができます。
頭痛が辛いときこそ使いやすい「すっぴんモード」とシンプル入力
記録の途中で頭痛が強くなると、画面の明るさや操作そのものが負担になることがあります。ズキケアの「すっぴんモード」はフリープランから利用でき、全画面ブラック表示で目への刺激を抑える工夫がされています。記録そのものも頭痛レベルを選ぶだけのシンプルな操作で完結します。頭痛ろぐのように症状・誘因・薬などを詳しく記録できるアプリは分析の深さでは魅力的ですが、記録フローが13ステップにおよび、頭痛の真っ最中には負担に感じる場合もあります。「今は辛いからサッと記録だけ済ませたい」というときに使いやすいのは、ズキケアならではの強みです。
アカウント登録不要、データはスマホ内で完結
ズキケアはオンデバイスAIを採用しており、記録データをクラウドに送信せずスマホ内だけで処理し、運営会社が利用することは一切ありません。体調や生理周期といったデリケートな情報を扱うからこそ、この設計は安心材料になります。アカウント登録や生年月日といった個人情報の入力を求められることもないので、誰にも知られずプライベートに使い続けられます。メモ欄に頭痛の状況などを自由に書き込める機能もありますが、この内容も外部に送られることはないため、安心してプライベートな内容を記述できます。
どのアプリが向いている?タイプ別のおすすめ
- とにかく気圧の影響を重視したい人 → 頭痛ーる
- トリガーを細かく記録・分析したい人 → 頭痛ろぐ
- シンプルな入力を最優先したい人 → ミグル
- 無料で幅広く安心して長く使え、分析やケアまでトータルで考えている人 → ズキケア
なお、ズキケアは現時点でAndroid版のみの提供です(iOS版は対応予定)。今すぐiPhoneで使いたい方は、頭痛ろぐや頭痛ーるなど他のアプリもあわせて検討いただくとよいでしょう。
まとめ
今回比較した4つのアプリは、それぞれ「詳細な記録」「気圧予報」「手軽さ」に強みを持つ優れたアプリです。そのうえで、無料プランだけでも記録・睡眠・生理管理まで幅広くカバーしたい方、気圧・睡眠・生理周期をまとめて把握したい方、そして頭痛のときこそ使いやすいアプリを求めている方には、ズキケアが有力な選択肢になります。
ズキケアはアカウント登録不要で、ダウンロード後すぐにフリープランで記録を始められます。より詳しい予測や分析を使いたくなったら、有料プランも検討できます。「ズキッと来る前に、ケア」を合言葉に、まずは気になる方から試してみてはいかがでしょうか。
ズキケアはアカウント登録も課金も不要ですぐに使い始められます。まずはダウンロードして試してみてはいかがでしょうか。
なお、頭痛の頻度が高い場合や、痛みが強くなっている場合は、アプリでの記録とあわせて頭痛外来や脳神経内科など医療機関の受診もご検討ください。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、症状の診断や治療を目的としたものではありません。